2008/12/28

ダメ人間のサーキットレッスン体験記その2

当日はサーキット場一番乗り。
今回は何と定員15人のレッスンに参加者5人。濃い内容が更に濃ゆく。
ゼッケンと計測器を受取りボディ左右に張り付ける。
見よう見まねでライト類にバッテンテーピング。

そのうち別の参加者が続々到着。。。うわぁ、みなさんスゴイ装備。
タイヤ・ホイールは別物。シートは当然のようにフルバケット。
うぉ、レーシングスーツに着替えてシューズも専用のものだ。
早くも場違い感が漂い始めた。オレここに居てもいいんですかね。

時間だ。講師を中心にブリーフィング。本日の内容を確認する。
参加者のレベルの違いを考慮し、各々のニーズに沿ったレッスン。
そして兎にも角にもクルマ・自分が無事に帰れるという目標を心に誓う。

ブリーフィング終了後受け取った無線を装着し、全車連なってサーキットイン。
講師のクルマを先頭に追走し、ゆっくりと走行ラインを確認する。
そして講師がピットに戻り、各々のペースで周回走行を開始する。
まずは自分なりの悪癖だらけ走法でフリーで走ってみるのだ。
そこから講師の指導でどう変わってゆくかを体感する起点を作る。

初心者である自分は早い段階でピットに戻り、講師の同乗走行を開始する。
この同乗走行が凄い。まるでクルマが別物になったかのような動きをする。
運転する人間が変わればこうも変わるものか。まるで水を得た魚のよう。
道具とは使い手によってその処理能力・出現効果がまるで変わるもの。
やはりクルマは限り無く「道具」に近い存在なのだという事を再確認した。

フリー走行に戻り、自分なりに走っていた内容から、
少しづつではあるが、講師の走りに内容を変えて行く。
自分の走りと講師の走りのあまりの違いに眩暈を覚える。
全てが違うのだが、自分の感じた決定的な違いはその速度域だ。
あれほどのスピードを出すものなのか。というかアクセル踏むのか。
自分が限界と感じる付近まで速度域を上げてみる。

ここら辺から、自分の中に少しだけ違和感を感じ出していた。
自分が求めていた内容は、このサーキットを自在に気持良く走る事。
先程から行っている行為は、このサーキットをコンマ1秒でも速く走る行為。
方向性が違うと言うのか、手段は一緒だが目的が違うと言えば良いのか、
初めてヘルメットを被ってクルマを運転する閉塞感も手伝い、
違和感はますます強くなっていった。

ただ、今冷静になって考えてみるに、
意のままに走るのもコンマ1秒を削る走りも、
どちらもクルマを確実にコントロールする事が求められるのは事実。
突き詰めれば方向性も目的もその一点に帰結する気がする。
私はこれ以前の問題、土俵にすら上がっていなかったという事だ。
はぁ。。。情けないったらありゃしない。

「タイヤが温まったところでタイヤの空気圧を調整してください。」

しばらくのフリー走行後ピットに戻ってからの指示がこれ。
えっ。。。エアゲージなんて持ってないよぅ。
こういう場に来る者の当然のたしなみという事か。
親切な受講者の方がエアゲージを借してくれた。うぅ、優しいな。
加減速とコーナリング時に起こる強烈なGに全身で耐える辛さは凄まじい。
クッション量が少なく、左右のサポートがしっかりとした、
皆さんのようなフルバケットタイプのシートが必需品という事か。
ロールを押える締め上げたサス、ガツンと効くブレーキも同様。
そうでなければタイムを削るように攻める走りは出来ないよな。

自分が求めていた内容と違うとはいえ、
サーキットでコンマ1秒を削る技術を教わる機会など滅多に無い。
気持を切替え、与えられた課題を攻略する事に集中すべきだ。
手持ちのリソースで出し切れる最良の結果を出すのだ。
ぬぉぉ。。。って、何だか仕事してるみたいだな。
と言うよりもそれなりのマシンなもんでマイペースに走らしてもらいます!
。。。と開き直れる強さが無いだけのヘタレなだけかも知れません、はい。

だが、実は違和感と同時にさらに迷いも感じ始めていた。
何と、以前受けたドライバートレーニング時に教わったドライビングの原則と、
現在講師から無線越しに教わっている内容に真逆のものが存在するのだ。


以降、「ダメ人間のサーキットレッスン体験記その3」に続く。

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